コラム

社交ダンス物語

2018/01/15更新

社交ダンス物語 217 霊長類から学ぶ ダンス篇

霊長類から学ぶ ダンス篇


 マンドリルというサルをご存知ですか? オス猿は目の周りと鼻は赤く、頬は鮮やかな青色、黄色いあご髭で、歌舞伎役者のような派手な顔をしています。アフリカ大陸の熱帯雨林に生息しており、オスは見かけが100%なのだそうですよ。250頭程度の群れを形成し、その中で1頭のオス猿は20頭程度のメスを従えたハーレムを形成しています。霊長類のオスは『外見』『見せ方』を大切にするといわれます。オスにとって男らしさとは、自分は何も恐れない生き物であると周囲にアピールすること。それは社会を作るため、そして社会の中で優位に立つためといわれています。先日TVで放映されていました。霊長類のオスが『外見』『見せ方』を重視した結果、脳が発達して人間への進化をとげたそうですよ。

 外見・見せ方が重視されるといえば、ボールルームダンスもそう。男はいかに男らしさをダンスで表現するかが、肝心となってまいります。なお他者と比較される競技会のフロアにおいて、ジャッジや観客に自分をどうアピールするかはとても重要です。ジャッジは女(パートナー)を見ていない、アマチュア競技会の場合、より美しい男子(リーダー)からチェックが入ると言われます。そう、ダンス界において勝ち上がってゆくための条件とは、男は強く美しく見せなければならないのです。(ビジュアルが命)

 さて、同じ霊長類かつダンスのアマチュア競技選手であるうちのリーダーは、昨年末から練習した以上に飲み食いした? チビが横へ成長しています(現在進行形)。このままでは新調したエンビ服に、腕が入らなくなるといういみじき事態が発生します。ラテンのパンツ、ウエスト閉まるのでしょうか?(アブナイ)。かつて柔道で鍛えていた頃は、『ムササビ』のような体型をしていたと本人は語っております。(それって、どんな体型なの?)柔道界からダンス界へ身を転じ、美と技を競い合う競技会において外見を逆手にとり(自称ゲテモノ)、青竹のように美しい対戦相手と臆することなく交えてきた勇敢さは、マンドリルのボス猿に匹敵するでしょうけれど。(何も恐れない生き物)

 本題に入ります。動物は、オスはメスよりも外見が美しい。ライオン、クジャク、蝶がその典型ですよね。それは古の昔から、生物のDNAに組み込まれてきたのでしょう。なお容姿・華・オーラが重要視される宝塚歌劇団においても、トップスターと呼ばれるのは娘役ではなく、各組のスターの頂点に立つ『男役』です。そう、男は美しくあるべき! 不謹慎ではありますが、競技会場で美しく精悍なよそのリーダーを眺めていると、とてもハピーな気分になれます(リーダー君ゴメンナサイ。パートナーも霊長類です)。ここで、チビ・ハゲの筆者からお願いがあります。シニア・グランドシニアのアマチュア競技選手のリーダーさんへ、春の大会は間近となりました。霊長類から学ぶ、オスは見かけが100%。ここで意を決し、お正月開けのぽっこりしたお腹にピリオドを! チビ・ハゲは不可抗力、でもメタボは本人の努力次第で報われます。お猿さんからホモ・サピエンスへと進化したのに、殿方が外見を気にしなくなってしまったら、再びお猿さんへと退化しちゃう?


★男はつらい?(笑)

著者名 眼科 池田成子

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