
![]()
七月から当院に血管外科を開設いたしました。血管外科で扱う主な病気は、閉塞性動脈硬化症、動脈瘤、静脈瘤、深部静脈血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群の元になる病気)などです。今回は閉塞性動脈硬化症について話をします。
閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化のため主に脚の動脈が狭くなったり、塞がったりする病気です。 主な症状は間歇性跛行〔一定の距離を歩くと、脚のふくらはぎが痛くなり歩けなくなりますが、少し休むと痛みがなくなりまた歩ける〕です。 症状が進むと歩かなくても痛むようになり、足の色が悪くなってきます。さらにほうっておくと腐ってしまいます。こうなると切断するしかありません。
切断よりもっと怖いこともあります。動脈硬化症は全身疾患です。心臓や脳の血管にも同じことが起こります。今、間歇性跛行のある方の今後五年間の死亡率は約三十%と言われていますが、死因の半分以上は心筋梗塞です。しかし、心臓の血管病変も早めに見つけることができれば、治療を受け心筋梗塞をある程度予防することもできます。
閉塞性動脈硬化症が、他臓器の動脈硬化性疾患発見のきっかけになることがあります。
間歇性跛行等、閉塞性動脈硬化症らしい症状のある方は、ぜひ一度当科外来へお越し下さい。
心臓血管外科部長・呼吸器外科部長
北澤 愼次
![]()
当院は地域の基幹病院として役割を果たすにあたり、「医療・保健・福祉事業を通じて地域への貢献」を理念として掲げ、患者中心の医療、医療の質の向上、地域との連携に取組んでおります。この度、姫川病院で勤務されていました北澤愼次 先生から当院に移っていただき、7月9日から診療を開始いたしました。今春から地域の救急2次診療の受入を全て当院が担当している中で、新たに心臓血管外科と呼吸器外科を標榜し、救急体制を更に強化することが出来ました。今後も地域から信頼され安心してご利用いただけるよう努力していきたいと思います。
事務長 田村 勝