プログラム概要

臨床研修教育責任者:院長 樋口 清博
プログラム責任者:内科 大堀 高志

平成25年度研修医 ER+専門医/地域医療プログラム

<目的>
  • 救急を含めた一般臨床能力を身につけることを目的にしています。特に問診、バイタルサイン、視触診等を重視しています。
<プログラムの特徴>
  • ER研修、救急検討会、レクチャー、外国人を含めた外部講師による教育回診と各科研修のリンクが特徴的です。
<定員>
  • 5名

期間中に1か月でもかまわないので整形外科を取ってみることをお勧めします。
将来の当直業務に不安を抱えなくてすみます。
ER研修は必ず行っていただきますが、十分な力がつきます。
後半に外科を入れると実践的なcritical careとして、それまでの研修で身に付けた臨床力の腕試しになりますよ。

 


平成24年度基幹型研修医2年目 松尾光浩

 糸魚川総合病院での初期研修の特徴は、各科専門科研修と並列して救急外来(ER)研修が組まれていることです。全ての研修医は経験した症例を毎週実施される検討会で発表し、症例の共有ならびに指導医からの指導を受けることが出来ます。

 具体的な例として、私が平成24年度の一年目研修医としてERで経験した症例を以下に提示します。私は年間774例を経験し、乳児から後期高齢者まで幅広く診察しました(図1)。一次救急が主ですが、入院治療を必要とする二次救急が88例(11.4%)、脳卒中や心筋梗塞など緊急な治療を必要とする三次救急が31例(4.0%)および心肺蘇生が必要な心肺停止5例(0.6%)が含まれています(図2)。厚生労働省が提示する‘研修医が経験すべき症状’のほとんどを網羅し(表)、多様な診療科に対する対応能力が求められます(図3)。

以上の通り、当院でのER研修は幅広い年齢層、および多様な主訴に対応する能力を養うのに適した環境と考えられます。さらに特徴的なことは、当院は海と山に囲まれた糸魚川地域に唯一の総合病院であるため、各症例を前向きに追跡することが可能であることです。一人一人の症例をじっくりと吟味し考察できる環境は、研究者としての素質を育成するのにも適した環境と考えられます。


図1. ER受診患者の年齢構成(n=774)


図2. ER受診患者の救急重症度(n=774)


図3. ER受診患者の科別の分類(n=774)

 

表. 主訴または処置など

左の点線で囲まれた部分は厚生労働省が定める経験すべき症状・病態・疾患に示されている項目であり、そのほとんどを一年間のER研修で経験することが可能である。内科疾患だけでなく、縫合および骨折固定などの外科的な処置もそれぞれ36例および46例含まれている。なお、胸痛を主訴に救急要請され病着時に心肺停止に至った症例は、主訴を胸痛として集計している。

 

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新潟県厚生連 糸魚川総合病院
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