コラム

社交ダンス物語

2009/12/24更新

社交ダンス物語 29 「初めてのご招待」

初めてのご招待



 光栄なことに、糸魚川市でダンススタジオを経営・指導しておられるK先生ご夫妻から、クリスマスダンスパーティーのご招待券を二枚戴いた。リーダーも私も大喜び。思い起こせば三年前、リーダーと競技ダンスを始めたのは、K先生主催のクリスマスパーティーで知り合ったのがきっかけであった。(社交ダンス物語・第4話)
 パーティー当日の夕刻、高田のダンススクールでいつものレッスンを終えると、ちょっとお洒落をして海に面した能生のマリンホールへと向かう。リーダーの提案で、コンビニへ立ち寄り腹ごしらえをすることに。会場ではドリンクをはじめ、お菓子やオードブルなどが用意されているが、ご招待に与るとなると食いしん坊の我々が、フードコーナーでガツガツ食べては格好悪い。
 午後6時半過ぎ、会場近くの海岸沿いにあるコンビニへ到着。真冬の日本海から吹きつける風に、身は凍り付く。コンビニでは保温ケースに入っている、ふかふかと美味しそうな肉まんに目が奪われた。「ニンニク臭がするかもよ!」リーダーの警告に、肉まんを断念。そう、人と接近するダンスパーティーでは、『くさい臭い』は禁物だったのだ。菓子パンとサンドイッチを購入し、車内で食べる。
 午後7時前、会場へ到着。ダンス曲が流れている中、二人とも真っ先にトイレの洗面所へと向かう。汗が飛び散る競技ダンスの練習と違い、身綺麗かつ清潔であることはダンスパーティーのエチケットだ。いそいそと歯を磨き、デンタルリンスでマウスウオッシュ。メイクと髪を直し、目やにが付いていないか確認。リーダーは鏡を覗き込み、鼻毛が出ていないかどうかもチエックしたことだろう(笑)。
 いざ受付へ。三人の女性スタッフが接客していた。招待客として、いささか緊張ぎみのリーダーと私。襟を正し、背筋を伸ばし、会釈の後に「御招待券」という印が押されたパーティー券を恭しく受付で手渡す。笑顔で通り過ぎようとしたその時であった。「お一人、千円戴きます。」受付からのお声が…。(笑)
 パーティーでは、お招き下さったK先生ご夫妻が、笑顔で迎えて下さった。ダンスタイムの他に、お楽しみ抽選会、そして男女が輪になって入れ替わりながら踊るシークエンスダンスは童心に還ったようで、アトラクションは盛り沢山。クリスマスのイルミネーションの中で、楽しいひとときを過ごさせていただいた。名残惜しくも午後9時近くに、パーティーはお開きとなった。ラストに、主催者のK先生から握手をしていただいた。リーダーも私も感激! 


…お城の舞踏会、「シンデレラ」も時間を忘れたことでしょう…


著者名 眼科 池田成子

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