コラム

社交ダンス物語

2022/09/15更新

社交ダンス物語 332 お魚から学ぶ ダンス篇

 皆さま、こんにちは。糸病眼科の池田です。食欲の秋です。秋刀魚(さんま)、イイですね。ぴんと張ったお魚のシャープな体に、ダンサーの自分は襟を正します。今回のテーマはお魚です。地元糸魚川のスーパーの鮮魚売り場をリサーチしました。そこで驚いたこと、糸魚川は日本海に面しているというのに、お刺身は外国産が多いですね。まぐろのお刺身を例にあげてみますと、目玉商品の本まぐろ切り落としはチュニジア産。北アフリカの地中海に面した国ですね。そのお隣に置いてある別のまぐろの切り落としは中国産。なお本まぐろの切り身で、「輸入又は国産」と裏面に記してあるものもあり。柵のまぐろは太平洋産と表記。(太平洋の、どのあたりなの?)マグロのたたきは、マルタ産と韓国産のミックス。田舎人はコーフン! スーパーをはしごしてリサーチしました。まぐろの切り落とし、モロッコ産にトルコ、スペイン。別のスーパーでは、メキシコ産にフィジー・台湾・その他と表示。その日、純国産のまぐろの刺身を、糸魚川のスーパーで見つけることはできませんでした。(豊洲市場へ行っちゃうの?)

 なお、地元糸魚川の鮮魚売り場には、今まで見たことがない骨取り白身魚が陳列されていました。バサ(パンガシウス)、ベトナム産と裏面に記してあります。パンガシウス、恐竜みたい名前。どんな魚なの? ネットで検索。ナマズの仲間で、ベトナムで養殖されている淡水の大型魚だそうです。アメリカでも需要があるそうですよ。これぞ、TVで話題となった代替魚? 捕獲高の減少や価格の高騰などで、手に入りにくくなった魚介類の代わりに利用されている見た目や味が良く似た魚介類のこと。つまり、本物の代わりの魚。安くて美味しい回転寿司では、お寿司のネタにも代用されているの? 代替魚といえば、サーモンの代わりがニジマス、マグロの代わりがマンボウ、シシャモの代わりがカラフトシシャモ。鮭のイクラの代わりが他の魚の魚卵で、ロシア語で「イクラー」だそうですね。笑っちゃいます。

 さて、お魚の話題を新潟加島屋へ。加島屋といえば、憧れのブランドです。(第206話)しっとりした旨み、60年以上愛され続ける本物の味わいです。さけ茶漬け、ブラボー! 鮭と銀鱈の粕漬は、拝みながら食べます。加島屋の粕漬のキャッチフレーズは、「人の手と時の魔法が織りなす伝統の妙味」。焼き魚がピカピカ輝いていて、まるで宝石のよう。その美しさにうっとり。お味はお口の中で舌がダンスします。でも敷居が高くて、そうそう口に入りません。自分へのご褒美に年に数回、お取り寄せしています。お箱も高級感あります。加島屋のお箱が自宅の冷蔵庫に入っているとワクワクします。知る人ぞ知る、加島屋の粕漬は酒処新潟の酒粕を平たく延ばし、上下で包み込むように漬けてあります。自分はお魚を食べ終えた後、酒粕が入っている空箱は捨てないで再利用しています。えっ? 何に利用するかですって? そこに、糸魚川のスーパーで買ったお魚を漬け込むんですよ。お箱と共に、しばし加島屋の余韻にひたり多幸感。(笑)

 話を糸魚川のスーパーへ。糸魚川のスーパーには、地元の漁港から水揚げされたお魚も販売されています。筒石漁港の石持ち(イシモチ)、クセのない淡白な味わいの上品な白身魚です。外国産の白身魚と比べると、お値が張ります。地元産を応援したい。でも消費者目線では、お安い外国産に手が伸びてしまいがちです。なんとベトナム産のバサを、自分の中で加島屋の銀鱈の代替魚にしちゃいました。(加島屋さん、ゴメンナサイ)バサ、お財布に優しいお値段です。100gあたり158円。ナマズとはいえ、お味もイケていますよ。でも、ここで決してしてはならないこと、それは加島屋の銀鱈とバサを、並べて食べ比べることです。代替魚はあくまでも、代替魚として楽しみましょうね。それはダンスも同じ。プロのダンスの先生と踊ったらハピー。とても気持ち良く踊らせていただけます。自分はダンスが巧くなったと錯覚すらいたします。でもうちのリーダーと踊ったら、ん? 違うぞ! それもそう、プロの先生と踊るなら、ワンレッスン(25分)4000円と消費税がかかります。アマチュアダンサーならフリー。うちのリーダーと何時間踊ってもタダですので。(笑)

リーダー:「僕はダンスで代替魚?」
パートナー:「あなたで満足しているわよ。」

著者名 眼科 池田成子

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