パートナー：「気をつけて！ あの車、飛び出してきそう。」
リーダー：「車の運転は、ダンスと同じだ。先を読まなくてはならない。」
パートナー：「挙動不審だわ。ドライバーは若いのに…。」
リーダー：「若くても、間合いやタイミングをとれない人がいるよ。」
間合いとタイミング、ダンスではとても重要です。旧高田市内を走っていると、突然目の前に左折車が現れました。
パートナー：「危ない！ あの女の人、全然こちらを見ていないわ！」
リーダー：「全く！ オバさんは仕方ないねぇ。自分が行きたい方向しか見ていないんだから。」
ダンスでは自分達も同じ？ 自分が行きたい方向しか見ていません。しかもラテンでは、リーダー・パートナーともにアイコンタクトがないことも…。（反省、反省。）
その日は晴天でした。国道８号線を走り、能生の海岸線辺りへ来ると、車道にカラスが数匹いました。車が近づいてくるというのに、カラスは路上を闊歩しています。
パートナー：「ぶつかるっ！」
リーダー：「フロアクラフトが出来ていない。」
ダンスでは踊っている時、フロアクラフトがとても重要です。とくにスタンダード。フロアクラフトとはフロアを上手に使い、他のカップルとの接触を避けるテクニックのことです。ボールルームダンスでは、ステップと進行方向を決めるのは男子のお仕事。間一髪でカラスを回避。さすがです、リーダー君。（笑）
☆嗚呼フロアクラフト。オバさん、もといカラスに説いても仕方ない？
著者名 眼科 池田成子