今回の新潟県大会、ラテンB級は17組が出場しました。出場組数が少ないので、いきなり最終予選です。よそのリーダーさんは皆さん黒のドレスなのに、うちのリーダーは光る石をあしらったショッキングピンクのドレスをチョイス。
パートナー:「あなたのドレス、どのパートナーさんよりも目立っているわ。」
結果は…、一回負け。しかも1チェック。チビ・ハゲ最下位でした。
リーダー:「おだんご(ゼロチェック)でないだけ、マシだよ。」
最下位なのに救われたと、リーダーはほっとしている模様。
一回だけ踊ってチビ・ハゲ、汗も出ません。
リーダー:「このラテンのドレス、洗わなくて良いよ。汗もついていないしね。次の群馬県大会の時にまた着るから。」
次はボールルームB級。32組が出場、自分達は第1ヒートです。
リーダー:「いきなりNさん(優勝候補)と、同じヒートで踊るの?!」
予想どおり、チビ・ハゲ一次予選敗退。4チェック。最下位です。
リーダー:「4チェックも入っている!」
強い対戦相手と戦って、4チェックも入れてもらえたと、負けてもリーダーはプラス思考。
新潟県大会は選手が少ないし、しかもすぐに負けるので、自分達チビ・ハゲは早く帰宅できるというのは最大のメリットです。チビ・ハゲ、13時前に荷物を片付けて、帰り仕度をしています。
リーダー:「成子さん、天気予報によれば。今日は午後から雨だ。競技会場から駐車場まで、雨に濡れながら荷物を運ぶのはイヤだからね。負けたお陰で免れたよ。」
パートナー:「傘、いらなかったわね。」
チビ・ハゲ、早々に負けて、コレ幸いとうそぶいています。
糸魚川へと敗走する。天気予報通り、ポツポツと雨が降ってきました。
リーダー:「今ごろ、決勝を踊っているんだろうな。濡れずに車に乗れてよかった。」
天気は更に崩れてきました。走行中、雨が車のフロントガラスに激しく降りかかります。
リーダー:「間違えて決勝に残っていようものなら、大変なことになっていたよ。この雨の中、荷物を持って駐車場まで歩かなければならない。」
自分達が糸魚川へ着くころに雨は上がり、青空が顔を覗かせていました。
リーダー:「爽快、爽快。まだ明るい。早く負けてラッキーだ。」
パートナー:「そうよね。5時前に晩酌ができるわ。」
聖なる新潟県大会、嗚呼、負け犬の遠吠え?(苦笑)
著者 眼科 池田成子