リーダー:「成子さん、昔はクラス維持、ダンス昇級をかけて、必死になって競技会を出まくったね。」
パートナー:「そうよね。下手な鉄砲も数打てば当たるとばかりに…。」
リーダー:「今年は前期(春)の大会で持ちクラスを維持したから、後期(秋)の試合は、近場の新潟と長野にしぼらせてもらうよ。」
パートナー:「昔はダンスに熱い情熱があったわね。年とって病気してからは、うぞい(富山弁で情けない)わ。」
リーダー:「年をとると、情熱がなくなってしまう。」
パートナー:「♪あ〜あ 熱い熱い情熱だけは〜 これ、昭和の10代の伝説ね。」
ここで、読者の皆様だけに、こっそりお伝えいたしますね。アラ還チビ・ハゲ、密かにダンスをさぼることを考えているのです。年のせい? 病気のせい? それとも両方?
パートナー:「やる気ホルモンがなくなっても、仕事とダンスはやらなきゃいけないわ。糸病コラムを続けるためにも…。」
リーダー:「そうだね。」
パートナー:「10年後、ダンス界はどうなっているかしら?」
リーダー:「ダンス界は高齢化している。アマチュア競技選手として、赤いちゃんちゃんこ(還暦)の自分達は、まだ若い方だ。」
読者の皆様、10年後のご自分を想像できますか? チビ・ハゲ、年だから、病人だからと言っていられない? 手は動くし、足も動きます。目も見えます。これは、ありがたいこと。ダンス、ラストスパート! 10年後のなりたい自分を目指して、したたかに今を生きましょう。
パートナー:「10年後(アラ古希)は、シンボルカラーの紫色のラテンドレスにピンク髪のカツラをかぶって、競技会のフロアを舞うわ!」(笑)
著者 眼科 池田成子